私がこのストーリーに出会ったのは、主人公の千尋という女の子と同じくらいの年頃でした。

 

この物語の始まりは千尋が引っ越しの為に小学校を転校することになり、友だちに貰ったお手紙付きの花束を手に、どこか怪訝そうな表情で車に揺られるシーンから始まっています。

 

リビンマッチリビンマッチ引越し屋さんが待っているという設定だったようですが、その前に立ち寄った怪しげな森から物語が始まっていきます。

 

そのかなり怪しい森の中を、千尋の両親は興味津々でどんどん進んで行ってしまい、千尋が怖がって母親にすり寄るのですが、母親は歩きづらいからくっ付かないで!と冷たく言い放つシーンが子どもの頃の私にはとても冷たく感じました。

 

その後、遊園地の開発跡地だという事に気づき中に入っていくのですが、なんだかとても不気味な雰囲気で、豪快な料理が沢山並んだ店を見つけると勢いよく食べ始め、あっという間に豚にされてしまうシーンもとても怖かったです。

 

その後両親を探しに湯やの中に入っていく千尋が出会う不思議な生き物等、子どもながらに怖いと感じるシーンが沢山ありました。

 

その中でも、湯婆婆は特別印象的でした。その見た目のインパクトだけでなく、声がいかにも意地悪な感じで、子どもの千尋にも容赦なく冷たく接し名前まで「こんな名前贅沢だ!」と言って千という名前に変えてしまいとても怖いおばあさんだと思ていたのですが、坊という名のベビーに対しては思い切り赤ちゃん言葉で、思い切り足で蹴り飛ばされたりしても怒らずに甘やかしまくるというギャップにかなり笑えました。

 

この坊というベビーはかなりのわがままかと思うね。

 

ネズミに変身して千尋と一緒に銭婆の所に行き、彼女と暮らしながら少しずつ可愛いキャラになっていく様子がとても好き♪

 

最後には千尋を救ってくれる救世主になるこの坊というキャラが大好きです。

 

千尋が最初に出会うハクという名前の青年も最初はどこか不思議な雰囲気を持っていて、とても優しかったり、ゆバーバに操られとても凶暴になったりと正体は何なのかと観ていてハラハラが多かったけれど、まさか千尋が幼い頃に落ちた川の神様で、千尋を浅瀬に運んで助けてくれたという予想もつかないような展開!

ハクが湯婆婆に操られて血だらけの竜の姿になるシーンには、どうしてそこまでしてハクは湯婆婆に遣えなければならないんだろう?とずっと感じながら見ていましたが、ハクも千尋と同じく自分の本名を湯婆婆に取られてしまい、居場所に戻れなくなったとの事だったのです。